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チラシ印刷に関するイラストレータ入稿時の注意点
イラストレータ入稿時の注意点
イラストレーターは、チラシ印刷に利用されるAdobe(アドビ)社のソフトウェアで、広告業界では一般的に使用されています。
イラストレーターにはいくつかバージョンがあり、当社でうけたまわっているのは右記の通りです。
Adobe Illustrator
■対応できるバージョン
CS4までとなります
CS5 以上のバージョンについてはCS4以下で保存してください。
アウトライン化のお願い
入稿の際にはテキストのアウトライン化をお願いします。そのまま入稿されますと、文字化けの原因となり、異なる書体で印刷されてしまいます。
トラブルを防ぐためにもチラシデータの入稿時にはアウトライン化をお忘れなく。レイヤーとオブジェクトのロックは全て解除し、非表示のデータが残っていないか確認してください。
オブジェクトは「全て表示(オブジェクト→表示)」し、不要なレイヤーやオブジェクトは削除してください。
アウトライン化ができているかどうかの確認はメニューバーの「書式」→「フォント検索」で分かります。
アウトライン化する前のデータもバックアップとしてお持ちください。一度テキストをアウトライン化してしまうと文字の修正が非常に困難になります。
画像の添付
イラストレーターで使用した画像の添付をお忘れの方が多くいらっしゃいます。
もし、画像が添付されていないと画像が抜け落ちた状態で印刷されるというトラブルの原因となります。
イラストレーターのファイルと同じフォルダに、チラシに使用している画像を収めてください。
また、配置画像はCMYKに設定し、eps形式で保存。解像度は300~350dpiにしてください。
画像名は英語表記でお願いします。日本語表記ですと文字化けの原因となり、画像が表示されなくなります。
レイヤー、トンボ(トリムマーク)について
トンボは「トリムマーク(効果→トリムマーク)」で作成し、必ず「分割(オブジェクト→アピアランスを分割)」を行ってください。
「トンボ作成」や「トリムエリア」で作成すると、出力トラブルの原因となります。
また、トンボの外のオブジェクトはすべて削除してください。
ヌリタシについて
画像・線・図形など仕上がり線にかかるものは全て延ばす・拡大などしてヌリタシを上下左右3mmずつつけてください。
ヌリタシが無い、あるいは足りない場合、意図しない余白ができた状態で印刷されてしまいます。
これは印刷のズレで生じるトラブルで、多少ズレても断裁の時余白ができないようヌリタシをつけることが大切です。
カラーについて
特色でない限り、カラーは必ずCMYKで指定してください。RGBで指定すると実際に刷り上がったチラシと色味が異なってしまいます。これは画面上と印刷物の差です。
特色をご希望の方はDIC番号の指示とグレースケールでのデータ作成をお願いいたします。
印刷見本添付のお願い
イラストレーター形式でご入稿される方は、見本となるデータを一緒に、併せて入稿してください。PDFや画像データ(JPEG)でお願いします。
入稿していただいたデータに不備がないかどうかを確認する際の見本となりますので、必ず添付してください。
そのほか、ご注意していただきたいこと
拡張子は必ずお付けください。拡張子がないとどのソフトで制作されたかわかりかねます。
余分なポイント(孤立点)はかならず削除してください。出力ミスの原因となります。
極端にパスが多いオブジェクトは、フォトショップなどで画像に変換し、配置してください。パスの数が極端に多いと出力できないことがあります。
そのほか、推奨する保存形式について
イラストレーターで入稿する場合でも、PDF形式にて入稿して頂く事を推奨しております。データ形式は「PDF/X-1a」形式で保存してください。これはチラシ広告のデータを印刷所に入稿するための国際的なフォーマットです。
設定の方法がわからない場合はお問合せください。担当スタッフが懇切丁寧に説明します。
イラストレーター形式での入稿も受け付けておりますが、出力ミスなどのトラブルを回避するため、PDFでの入稿をお願いします。
ai形式やeps形式での入稿も可能ですが、「PDF/X-1a」形式で入稿していただいたほうがより安心です。
その他の注意事項
入稿データのバックアップをかならずお持ちください。作業上のトラブルでデータが破損した場合の保証はできかねます。
入稿データの不備で印刷できないときは、再度データをいただきます。それによって、納期が遅れる場合もございますので、ご注意ください。
モニターやプリンタ出力の色は、実際の印刷のものと異なります。シビアな色合わせが必要な場合は、色校正(有料)をお申し付けください。
刷り上がりに近い出力見本を送付いたします。その後、必要であれば色補正をおこなったデータを再度ご入稿ねがいます。
弊社におけるデータチェックの定義は「作成方法や処理が印刷や出力に適しているかどうか」を確認することです。
よって法律や条例に準じているか、公序良俗に反していないか、必須事項の記載漏れがないかなど、内容やデザインにつきましてはお客様の判断となります。仮に掲載内容に不備があった場合でも、弊社では一切の責任を負えません。あらかじめご了承ください。